点と線

気もそぞろに物事に取り組むことが多い人間です。本が好きでたくさん読もうと取り組みますが、ぼんやりと終了してしまうことが多いです。映画や音楽や漫画などのエンターテイメントに感動して夢中になり気分が高ぶるタイプですが、突然熱がサーっと冷めていく体験をよくします。許せないニュースに接して憤ることもありますし、これは建設的なんじゃないかという意見を自分の中に発見することがあっても口に出さないと次の瞬間には忘れてしまいます。

私は毎日色々な情報に接し、色々な感情を体験しています。しかしそういった気持ちは雑多な日々の中で私の頭をスーッと通過しその足跡は残りません。けれどもふと思い出したり、ノートの隅にメモしてあるのを発見すると楽しかったりします。だから、個人的に自分の考えの軌跡を残すことには意味があるのだと思います。だいたいは結局何年も同じことを考えて堂々巡りしてるんだなという発見であったり、こんな本読んだのに何も消化できていなかったという衝撃だったりしますけれども。

感じたり考えたりした、この点々とした日々の体験。考えを整理して記す修行と捉え、いつかこの点たちがなにがしかの線となることを願って、日々そぞろに記していこうと書き始めます。