点々

そぞろごと Reviews + Opinions

2015-12-14から1日間の記事一覧

「マークスの山」 高村薫

綿密に書かれた硬派小説を読むと決めて2作目。組織ものの流行がとどまらない。折々に社会の課題に対して発言されてるのを見て興味を持っていましたが、初めて読みます高村薫さん作品。図書館で借り3日で上下巻を読了、読み終えてさっそく「照柿」を買いに走…

「官僚たちの夏」 城山三郎

小説を読むなら知らない世界を体験した気持ちになれるような綿密で硬質なものが読みたいと、色々情報を集めながら最初に取り上げたのが「官僚たちの夏」です。私の父の世代のおじさんたちの話ですが、読んでいる間時代の古さを感じることなく読みました。し…

「楽園のカンヴァス」 原田マハ

そんなにたくさん小説を読んでいません。 小さい頃夢中だったのはエルマーとこまったさんとクレヨン王国シリーズ。高校時代には明治文学が学校で流行し太宰治と芥川龍之介(の顔)はどっちが好みかを巡って女子生徒で白熱。大学時代には留学先で三島由紀夫が…

点と線

気もそぞろに物事に取り組むことが多い人間です。本が好きでたくさん読もうと取り組みますが、ぼんやりと終了してしまうことが多いです。映画や音楽や漫画などのエンターテイメントに感動して夢中になり気分が高ぶるタイプですが、突然熱がサーっと冷めてい…