若い力

近所でやっていたので全国高校サッカー大会を見に行く。地元高校が登場したこともあって応援団が巨大で声も大きく、遠くから遠征してきた相手高校が気の毒に感じられるほどでした。それにしても若いっていいなあ。スタンドから繰り返し歌われた「走り出せ、走り出せ」という言葉が若々しくて、青春だなあとぼんやり思いました。最近夢中でがんばる若者を見ると、２秒で涙が出る。

高校生の彼らはこれから何でも目指せる自由と何者にでもなれる可能性が残されていて、そのために苦労する時間もたっぷりある。もちろんハイ・ティーンならではの悩みは計り知れないほど多いとは思う（自分も覚えあり）。けれど私自身、希望する職業人生には未だ辿り着けていない状況で壮年期を過ごしている中、あの頃目指すものをもっとしっかり持っていたらなあと悶々とすることも多く、若者に嫉妬さえしてしまうのです。しかしながら、１０年後から今を振り返れば結局「あの時はまだ時間はたっぷりあったのに」と思うのだろうし、悔やむことに時間を費やすよりもこれからやるべきことをひとつひとつ積み重ねて行けばいいのだ・・・と、サッカーを見ながら全く関係ないことを考えました。さて、明日から仕事初めですが、若い力のおかげで清々しく行けそうです。